建物の保守管理をプロに任せることで防止できる事故

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「保守管理を行うことで防げる事故の詳細が知りたい」
「太平エンジニアリング後藤悟志社長のこれまでの実績が知りたい」

ビルやマンションなどの不動産物件の運用を長期的に続けていきたいのなら、建物の保守管理はプロに任せるのが理想的です。
老朽化が目立つ部位を見つけてから対処しているだけでは、予想外の事故が起きて法的な問題が発生する可能性もあります。
設備点検の対象となる項目はいくつもあり、重点的に調べておきたいのが壁の劣化です。
亀裂や膨らみのある壁を放置しているとタイルが剥がれてきて、落下したタイルが誰かにぶつかるとマンションの所有者が法的責任を問われることになりかねません。
強風によってタイルが遠くまで飛んで行ってしまい、離れた場所で事故が起きた例もあります。
大きな地震が起きなければタイルが剥がれる心配はないと油断せずに、壁の点検作業は定期的に行うことが重要です。

【参考】後藤悟志社長の理念・社員への思い/太平エンジニアリングの職場環境や待遇はどうなの?

後藤社長も推奨!総合コンサルティングを利用してみよう

後藤悟志社長が考える事故防止

マンションのタイルの落下などの事故が起きた際には、周辺の土地やインターネット上で噂が広まり、不動産物件としての価値も大きく落ちてしまいます。
中古マンションとして売買する際にも重要事項の説明として、事故が起きたことも書かなければいけません。
事故が起きた事実は誤魔化せるものではなく、不動産物件の売買でも不利な状況になってしまうので、定期的な点検によって事故を防ぐのが一番の対処法だと言えます。
建物の保守管理のプロに点検作業を任せることで、目視では分かりにくい外壁の劣化なども早期に発見することが可能です。
軽度の劣化ならタイルの交換ではなく補強作業だけで対処できる場合もあるので、修繕にかかるコストを減らすためにも定期的な点検は必須だと考えてください。
タイルに小さな亀裂が入っているだけでも対処は必要で、亀裂から雨水が入り込むことで内側が腐食してしまい、短期間でタイルが劣化するリスクがあります。

建物の防火性が十分か調べる

建物の防火性が十分か調べるのも建物の保守管理の一部で、不燃材料を使って建築されているビルやマンションであっても注意は必要です。
不燃材料は経年劣化によって防火性が不足する場合もあり、本来は燃えにくいはずの材料に一瞬で火がついてしまうことも珍しくありません。
劣化を起こしている不燃材料を交換するべきか調べるなど、火災による被害を防止することを目的として検査を行います。

火災の拡大被害を抑える目的で作られた防火区画が、何らかのトラブルによって機能しなくなっている可能性も考えて検査を行うことも重要です。
ダンボール箱に入れられた荷物を防火区画に積み重ねていたことが原因で、火災の拡大被害を防ぐ効果がなくなってしまった例もあります。
防火区画の正しい扱い方を指導するのもプロの役割で、床や壁などのリフォームを行う際にも正しい計画を立てることが推奨されています。
バルコニーや階段といった避難施設の点検では、取り付けられている避難器具の動作に異常が起きて田舎、操作を妨げるものが置かれていないか検査を行います。
マンションの住民も気付かないうちに避難器具が取り外されていて、火災発生時に避難ができなかったという例もあるので、定期的に点検を行うことは重要です。

エレベーターの動作が正常か定期的に確かめる

エレベーターがあるビルやマンションなどは、エレベーターの動作が正常か定期的に確かめなければいけません。
近年ではエレベーターによる事故も増えており、耐用年数を超えた機器を使い続けることで事故が起きた例もあります。
点検の周期や回数などはエレベーターを設置した企業が決めていることが多く、1年に1回という法定点検の周期ではなく、半年や数ヵ月に1回は点検が行われることも珍しくありません。
エレベーターから異音や異臭が発生するなど、何か気になることがあれば点検の周期などを考えずに、すぐにでも相談することを推奨します。

【参考】エレベーターの定期検査報告と保守点検の違い

ビルやマンション周辺のアスファルトの舗装の管理

ビルやマンション周辺のアスファルトの舗装も管理項目に含まれている場合もあり、アスファルトの劣化や沈下によるトラブルを防ぐのが検査を行う目的です。
排水溝の流れが悪くなっている状態を見落としてしまうと、大雨が降った時に水が溢れ出す可能性もあるので、ビルなどの周辺を検査する際には排水溝の状態も調べます。
電気関係の事故を防ぐためのアドバイスを送るのも建物の保守管理の役割で、配電盤にネズミが入り込むことでショートする可能性を考えて、特殊なカバーを設置するべきといった意見を送る場合もあります。
ネズミが感電したことでショートした配電盤は、交換するために一定の期間が必要になるだけでなく、一定のコストもかかるので事故を防止するためのアドバイスは聞いておくことが理想的です。

まとめ

住民が目視では確認することが難しいマンションの屋上も、プロに点検を任せることでヒビ割れなどの経年劣化も早期に発見できます。
屋上のヒビ割れは雨漏りの原因になり、雨水によってコンクリートや鉄筋が腐食すると大規模な工事を求められる事態になりかねません。
問題点は早期に見つけることが重要だと考えて、1年に1回は屋上の状態を確かめるために建物の保守管理を依頼することを推奨します。