購入する前に知っておきたい仏壇選びのポイントとは?

1.近年の仏壇は伝統的な物から現代的な物まで種類豊富

核家族化が進んでいる現代では、仏壇を置いていないという家庭も少なくありません。

そのため親や親しい家族が亡くなってから初めて購入しようと考えるというケースもあるでしょう。

そんな場合、「どのようなものを選んだらよいのか迷ってしまう」「選び方が分からない」ということも多いのではないでしょうか。

確かに、普段から和室の床の間や仏間に触れていた時代に比べると、あまり見慣れていないものであるのも致し方ありません。

そもそも仏壇とは何なのでしょうか?

それは、亡くなられた方や先祖を祀るためのものです。

日本においての歴史は古く、今を遡ること約1300年ごろ、その時代の天皇により「各家庭ごとに仏舎に仏像を安置し、礼拝するように」と言われました。

それが始まりとなり、室町時代になると庶民の間でも供養のための礼拝をするようになっていきましたが、江戸時代以降は特に、現代に近いかたちで各家庭で仏像を安置し先祖供養をするようになっていったのです。

そんな供養のための仏壇は、いわば家庭サイズの小さなお寺ともいえるでしょう。

ロウソクや線香、お花を飾った姿はよく目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

なかにはそれぞれの家の宗派のご本尊や脇侍を安置し、周囲には仏具を配置し荘厳にします。

しかし一体どこに置いたら良いのかと、置き場も今では迷いがちですよね。

昔ながらの日本家屋であれば、置き場所として床の間や仏間がありましたが、マンションや新しい住宅の場合、そもそも和室がないということも少なくありません。

しかし、先祖や故人を思い礼拝するためのものであるため、基本的には落ち着いて礼拝できる場所であれば、和室でなくても置くことができます。

とはいえ湿気が多い場所や直射日光が当たるような場所は避けるのがおすすめです。

2.宗派を確認し仏壇の材料や加工方法の確認もおすすめ

仏壇というと、黒い漆に金箔をあしらった重厚な雰囲気のものをおイメージする人も少なくありませんが、現代ではそのようなスタイルのものばかりでなく、洋風のインテリアにもマッチするようなオシャレなものや、小ぶりなサイズのものも増えていて、マンションや洋室にも違和感なく置けるようになっています。

そもそもどんな種類があるのかというのも、知っておいて損はないでしょう。

前にも述べた黒い漆に映える金箔が豪華なものは、金仏壇というものです。

杉や檜・松などに漆を塗って彫刻や蒔絵をあしらい、金粉や金箔で飾ります。

一見どれも同じように思えますが、宗派によって造りには違いがあるので、購入前には自分の宗派を確認しておくのが良いでしょう。

また唐木のものは木目が美しい木を使用したもので、黒檀や紫檀などの輸入銘木を使ったものや、ケヤキをはじめとした国産銘木を使ったものも含まれます。

木目の模様の美しさを見ることが出来、落ち着いた印象があるのが特徴です。

そして最近増えているのが、家具調タイプのものです。

洋間が多い現代の日本の住宅にマッチしやすく、置きやすいサイズのこれらのものは、まるで家具のように他のインテリアに調和しやすいのため、選ばれることも多いようです。

台つきで床に置けるものや、今ある家具の上に置ける小型のタイプもあります。

よく選ばれているものとしては、これらのタイプが多いですが、近年ではモダン仏壇と呼ばれるものも増えてきています。

木材や漆・金箔を使ったものなどではなく、金属やガラスで出来ていて、まるでオブジェのような見た目。現代的な印象を与えるのがその名称の由来です。

このように様々なスタイルの物が売られていて、どれを選ぶかはそれぞれの人・家庭の自由です。

3.本尊や花立・香炉などの仏具も合わせて用意する

とはいえ、あまり奇抜なものの場合、選んだ本人は気に入っていても親類や故人と親しかった人が見たときに、驚いてしまうということもあるかもしれません。

それは、故人のキャラクターや周囲の人の考え方などによりますが、特別なこだわりがあるのでなければ、故人を思う人の心に寄り添ったものを選ぶのが良いのではないでしょうか。

また伝統的なタイプのものや家具調のものでも、サイズや値段による違いがあり、いくつも種類があります。

どれを選べば良いのか迷うところではありますが、まず、置きたい場所に置けるサイズであること、家への搬入が可能なサイズであることを考える必要があるでしょう。

そして宗派と合っていることは必ず確認して購入するようにします。

また、金箔タイプや唐木タイプなどは特に、商品の表示をよく確認し比較するのがおススメです。

木地材料や表面加工、それに金箔粉などの種類と原産国はかならず見ておきましょう。

故人が亡くなって四十九日法要までに用意する場合でも、よく見て選ぶようにしたいものです。

また本尊や花立、香炉などの仏具も合わせて用意することを考えて決めるのが良いです。

あまり買い換えることもなく、長く使用するものであるので、アフターサービスのしっかりしたお店で購入するのも大事なポイントといえそうです。

 

今月のピックアップ

結婚式の招待状の失敗しない書き方

招待状は遅くても1週間以内に返信すること

結婚式の招待状をもらうといつまでに返信すればいいのか迷ってしまう人も多いことでしょう。
かくいう私もいつも遅くなって返信してしまうので、新郎新婦に迷惑をかけてしまうことが良くあります。

返信はできるだけ早い方がいいですが、基本的には2~3日以内で、遅くても1週間以内に返信することが大事です。

新郎新婦は招待状が集まってから式の人数調整を行い、会場の席次を決めていくので、返信が遅れてしまうとなかなか人数の調整や席次を決められないので、迷惑をかけることになります。
事前に口頭で参加すると言っているからいいと考えず、必ず返信することがマナーです。

どうしても決められない場合は欠席と返信する

どうしても都合が悪く結婚式を欠席しなければいけない時もありますが、そういう場合はすぐに返信するのではなく、一週間程度の間隔を開けてから返信するようにしましょう。

間隔を開けることでなんとか都合をつけようとした態度をみせることができます。
ただし期限ぎりぎりに返信するのは失礼にあたるので気をつけてください。

日程の調整に時間がかかる場合は、少し時間がかかると電話やメールで連絡し、いつくらいに回答がだせるか伝えてください。
どうしても決められない場合は欠席と返信するのが基本です。

書き間違えた場合は定規を使って二重線で訂正を

結婚式の招待状の書き方がよくわからないという人も多いことでしょう。
実は私も書き方がよくわからず知り合いに聞いたり、本で調べたりすることが良くあります。

返信には黒の毛筆で書くのがマナーですが、ない場合や書きにくいと感じるようなら、ボールペンでも問題はありません。
書き間違えてしまったと思うこともありますが、書き間違えた場合は二重線で訂正をしてください。

その時に必ず定規を使って線を引くことが大事です。
句読点は句切りや終わりを意味するので、結婚式の招待状の返信には使用しないでください。

欠席をする場合はできれば祝電を贈るといい

同封されている返信用のはがきの表面には、主催者の宛先が記載されていますが、宛先の下に行や宛と書かれていることが多いです。
そのままでは失礼に当たるので二重線で訂正をして様と書き直しましょう。

縦書きなら縦線で横書きなら横線にして訂正します。
結婚式の招待状の裏面には。出欠と名前、住所やメッセージを書く項目がありますが、出席や欠席に丸をつけ、御出席の御を二重線で消します。

出席の前に喜んでと書いたり、後にさせていただきますと書くとより丁寧になります。
欠席をする場合は、メッセージを丁寧に書くことが大事で、できれば祝電を贈るといいでしょう。

出典:結婚式招待状返信

高まる介護施設の重要性

高齢化社会ゆえの問題点に迫る

現代日本は高齢化社会と言われています。
高齢者の数が増え、人口の中における割合が高くなっているので、様々な問題が起こってきています。

以前は子供の数も多く、年を取ってからの生活は多くの子供に支えられていることも多かったものです。
介護が必要になっても、大家族の中でカバーすることができていたという家庭もありました。

しかし、現在は核家族化が進み家族の人数が少なくなっていることもあり、家庭の中でカバーすることが難しくなってしまっています。
子供がいても仕事などで家を空けることがありますし、仕事をしなければ収入が断たれてしまうことになります。
介護をされる本人はもちろんですが、支える家族にとってもこうした状況は厳しいものがあります。

さまざまな形の介護施設の必要性

そこで最近重要度を増しているのが介護施設です。
以前は預けるということに抵抗があった方も多いですが、実際問題として介護生活を家庭内で続けていくことが難しい以上、こうした施設を利用するというケースが増えています。

継続的に入所する形のほか、ショートステイやデイサービスという形で一時的な預かりをするケースもあり、家庭での介護を支えるためにも必要な施設ということができます。

プロのケアが受けられるという事は、体の自由が利かなくなってくる高齢者にとっては重要なものと言えます。
ただし人の力でカバーできることにはある程度限界があります。
それを助けてくれるのが様々な設備の力です。

介護施設の入浴サービスを利用するというケースも

例えば入浴介助などは力が必要ですし、滑りやすいため人の力だけで行う事は大変なものです。
そこを補助する機器を取り入れることで、より安全に、効率的に解除ができるようになってきています。

こうした設備を各家庭に取り入れることは難しいですが、施設であれば取り入れることができるでしょう。
家庭での入浴が難しい方が、介護施設の入浴サービスを利用するというケースもあります。

さらに、移動や排せつなどは自分でできるうちは自分で行っていくほうが機能の維持につながりますから、手すりを付けるなどして安全に移動ができるようにしておくことも必要です。
介護施設にはこうした設備を整えてあることも必要となるでしょう。

単なる預け先としてではなく、高齢者の暮らしを支えていく多くの役割を担うものとして介護施設の重要性は今後も大きくなっていきます。
技術が進歩すればより効率的で快適な介護が実現できるようになるはずです。
こうした技術や設備の開発にも期待したいところです。

 

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永代供養の手順と注意点

永代供養とは

子供がいなくてお墓参りをしてくれる人がいなかったり、病気や高齢などの理由によりお墓参りに行くことができなくなった時に、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる方法を永代供養といいます。
最近ではこの方法を選ぶ人が増えてきており、検討するために調べる人の数も増加しています。

永代というと未来永劫ずっと供養してくれると勘違いしてしまうことがありますが、ずっと続けられるというわけではなく遺骨の安置期間には一定の期限が設けられていますので、事前に利用したい施設に確認しておくようにしましょう。

寺院や霊園では33回忌までという取り決めをしているところが多いのですが、17回忌と短めのところもありますし50回忌になっているケースもあります。
中には相談に応じて対応してくれる施設もありますので、必ず事前の確認が必要です。

永代供養墓横浜より引用

一定期間が過ぎた後の遺骨はどうなる?

元気なうちに手続きを済ませておけば当分の間の供養に関しては安心できますが、一定期間が過ぎた後の遺骨はどうなるのかが気になるところです。
実はこれも各寺院や霊園によって異なる部分であり、もっとも多いのは他の遺骨と一緒に永代供養墓などで供養が行われる方法となっています。

決まりがあるわけではありませんので、土に埋葬されたり遺骨の一部を骨壷に入れて残りを埋葬したりと対応は様々です。
そんなに先のことまでは考えていないという人も少なくありませんので、実際に選ぶ際にはこの辺りのことがネックとなって契約を断念するというのはかなり少ないといえます。

費用について

気になるのが費用ですが、納骨の方法や供養の内容、地域などで異なり、数万円程度のものから数百万円かかるものまで幅広く用意されています。
物価の高い東京では少なくとも50万円以上かかると言われていますので、わざわざ遠方を選ぶ人もいるようです。

永代供養のタイプについて

タイプは大きく二つに分けることができ、最近増えている納骨堂と呼ばれるものは屋内型となっています。
ロッカーのようになっているもの、可動式のものなど、見た目は全く墓地とはかけ離れたものですが、その家系の代々の遺骨を納められるようになっていますので、機能的には劣りません。
雨の日でもお参りしやすいという意見もありますので、メリットもあるようです。

屋外型には故人ごとに遺骨を安置するタイプや塔の地下に遺骨を納めるタイプ、まとめて遺骨を埋葬するタイプがあり、一般のお墓に永代供養が加わったものを墓石安置型といいます。
途中から継承する人がいなくなった場合に寺院や霊園が供養をしてくれますので、下の世代がいないようなケースでも安心して任せられます。

合祀にすれば料金的には割安になりますが、遺骨を取り出したいと思ってもどの遺骨かを判別することができませんので、改葬や分骨を行う予定がある場合には不向きです。

中には通常のお墓と同じように個々に墓石を建てて供養を行うタイプもありますが、一定の期間を過ぎれば合祀となりますので覚えておかなければなりません。
個別の骨壺と石牌を用意して一つの場所にまとめて安置する方法もあり、この方法なら合祀と違って改葬や分骨にもスムーズに対応できます。

永代使用料というのはまた別

このように実に様々な方法がありますので、しっかりと調べた上で決めることが大切です。
跡継ぎや身寄りのいない人が利用するのが一般的ではありますが、墓石を建てるお金が無い人や子供、孫に迷惑をかけたくない人が選ぶことも増えています。

よく間違えられてしまうものに永代使用料というのがあり、この場合は墓地の使用権のために支払うお金のことを指していますので意味は全く違います。
通常では、永代使用料を一度払っておけば子供や孫などの代になっても継承し続ける限りずっとお墓を使用することができますので、お金に余裕がある人たちはこちらを選ぶことが多いようです。

価格が1名当たりの金額になっている

合祀による永代供養を選ぶ際のポイントとして押さえておきたいのは、価格が1名当たりの金額になっているという点です。
つまり人数が増えればその分支払うべき金額も大きくなりますので、複数人で利用することを考えている場合にはトータル金額を算出してみる必要があります。

計算してみたら普通のお墓の方が安くなるというケースもありますので注意しましょう。
また、永代供養がセットになっているお墓は使用期間が短いので、一般的なものよりも納骨スペースが小さめになっており、入れられる分が限られています。

宗派に則ったご供養をしてもらいたい場合には、寺院の宗派を確認するのも必須です。
供養の方法は利用するところによって違いますので、どのような方法が採られているのかを確認し、納得した上で決めることが大切です。

後の世代がいない場合は自分たちの意思だけで決定することができますが、遺される家族がいる時にはその家族の気持ちも汲みながら後悔しないような選択をしなければなりません。
お墓は亡くなった人を埋葬するためだけにあるのではなく、遺された人たちの心の拠り所にもなります。