株式会社アトックス(ATOX)とは

「福島復興事業に興味がある」
「株式会社アトックスの事業内容について知りたい」
「東日本大震災以降、原発問題に興味がある」

株式会社アトックス(ATOX)は、昭和55年9月1日に創立した東京都港区に本社を構えている企業です。
なお、「アトックス(ATOX)」という社名には始まりを意味する「A」から、未知の可能性を意味する「X」に挑戦する情熱、という意味が込められています。
本社のある東京都港区以外にも、全国各地に事務所・事業所・営業所・測定センターを多数構えており、それぞれの拠点で日本の原子力産業の創成期から半世紀以上にわたり原子力関連施設のメンテナンスを中心とした事業を手掛けています。
民間ではじめて原子力施設内に事業所を開設した企業ということもあり、原子力施設の総合的なメンテナンス技術という点では、日本の原子力産業の最先端を走り続けている存在です。
そして、エネルギー関連施設のメンテナンスや環境保全のためのトータルメンテナンスなどの取り組みを通して、地球規模での取り組みが必要な環境やエネルギーが抱える課題解決に貢献し、社会の発展、そしてそこで働く社員の幸せに寄与しています。

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福島復興事業にも力を入れている

そんな株式会社アトックス(ATOX)は、2011年の東日本大震災の際に原子力による大きな被害を受けた福島復興事業にも力を入れています。
震災直後より、汚染水処理や放射線管理業務に従事し、周辺地域の除染活動に積極的に参加してきました。
さらに、現在は、「廃炉工事」・「設備工事」・「環境施設及び地域復興」の大きく分けて3つの事業に福島の地で取り組んでいます。
なお、その取り組みは福島地区における汚染水処理や放射線管理、除染活動などの業務に迅速・的確に対応することを目的に2014年に設立された「福島復興支社(福島県双葉郡富岡町)」にて行われています。
しかも、福島地区富岡町と地域連携協定を締結し、公害防止や安全対策、災害支援、地元地域住民の優先的雇用の促進にも取り組んでいるのも特徴です。
また、本企業が行っている福島復興事業はこれだけではありません。
資源エネルギー庁が推奨しているプロジェクトである「総合的線量低減計画策定」と「円筒容器内水位測定のための遠隔基盤技術の開発」も手掛けており、安全性の向上や新しい技術開発の追求にも余念はありません。

核医学医療事業について

また、本企業では、原子力発電所の保守管理や燃料サイクル施設に関連した業務、放射性廃棄物の処理などの放射性物質に関連したさまざまな業務を通して培ったノウハウを活かした、そのほかにも複数の事業も展開しています。
たとえば、核医学医療事業などもその代表的な取り組みです。
時代とともに医療現場が直面する課題が変化しており、その中のひとつとして治療とともに早期診断の重要性が年々増しています。
そのような中で原子力を活用した核医学検査は、病気のそもそもの原因となっている臓器を画像化することができる最先端の医療技術としてその注目度が集まっています。
実際にこれまで培ってきた本企業ならではのノウハウに基づき核医学検査技術を提供することで、実際にアルツハイマー病の早期診断を実現したりがん治療法に活用できる技術、前立腺がん診断薬の開発などに貢献してきた実績がすでに数多くあります。
さらに、福島の地だけでなく日本全国あらゆる場所で原子燃料サイクル関連事業にも積極的に取り組んでいるのも本企業の特徴です。
具体的には、ウラン濃縮施設や再処理施設のメンテナンス、縫製性廃棄物の埋設施設や中間貯蔵施設の維持や管理など、私達が日々安定安心のエネルギーを使うために欠かせない事業を多く手掛けています。

RI研究施設やPET治験薬製造のサポートやメンテナンスにも取り組む

また、研究所や病院などのRI研究施設やPET治験薬製造のサポートやメンテナンスにも取り組んでいます。
加えて、原子力関連施設やRI関連施設で使われるさまざまな機器や物品の販売も本企業が手掛けている事業のひとつです。
安定同位体や放射性同位体、耐放射線カメラ、汚染除去資器材などは専門性の高いものが多く、全国確定の施設でその機器や物品は使われています。
また、環境測定も本企業の事業内容に含まれています。
具体的に手掛けている内容としては、作業現場で発生する有害因子である有機溶剤や化学物質、粉塵、鉛などの物質に加えて、放射線や電磁波、光線、騒音、振動、温度などの物理現象を含めた環境測定を依頼することも可能です。
労働者の健康を守る取り組みにも積極的な企業と言えます。
このように株式会社アトックス(ATOX)が手掛けているのは、2011年に起きた東日本大震災以降、世の中からの注目度が高まり続けている「原子力」関連のものが中心です。

まとめ

そして、その事実と真摯に向き合っている本企業では、蓄積されたノウハウを大切にしながらこれまで以上に人と企業が一体となって業界自体を変えていく必要があると考えています。
この先100年でエネルギー構造は大きく変わる。
その想定のもと変わることを恐れることのない姿勢を貫いている株式会社アトックス(ATOX)の存在は、日本の原子力の歴史やこの先を語る上で欠かせない存在と言えます。